聖徳太子と釈迦1-19|ネットギャラリー両界堂
[ 作品 1ー19 ]

聖徳太子と釈迦

聖徳太子(572~622)は親鸞から「和国の教主」、つまり日本の釈迦であるとたたえられた。
聖徳太子は593年に推古天皇の摂政になり、四天王寺をつくったとき、正面中門の後の五重塔に釈迦の仏舎利をまつり、釈迦に帰依していた。

聖徳太子は595年から高句麗の僧慧慈に師事し、606年から『勝鬘経』『法華経』『維摩経』の講義をし、のちに解説書『三経義疏』を著している。

聖徳太子の言葉とされる「世間虚仮(世間は仮りのもの)、唯仏是真(ただ仏のみこれ真なり)」は、釈迦(紀元前463年頃~紀元前383年頃)の悟り「空」、『般若心経』の「色即是空」という真理に達していたことを表しているといえる。

聖徳太子は605年に斑鳩宮ができたとき夢殿で瞑想をしていたが、釈迦の止と観の両方の瞑想をして、釈迦の悟り近い瞑想をしていたといえる。

釈迦は生後7日目に母を亡くし、聖徳太子は16歳のときに父用明天皇を亡くしている。
二人とも、「この世」だけではなく、「あの世」についての問題意識があったと思われる。

「仏」も「空」も「エネルギー」であると解釈すれば、聖徳太子は釈迦の悟りに達していたといえる。
いずれにしても、釈迦と聖徳太子は「この世」だけでなく、「あの世」をもつらぬく真理を悟ったといえる。

聖徳太子は優れた政治家であっただけでなく、日本の仏教史上初めて悟った仏教者だったといえるであろう。

 

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