ネットギャラリー両界堂 四天王寺の世界史的な意義
[ 作品 2-9 ]

四天王寺の
世界史的な意義

聖徳太子がたてた四天王寺(593)は法隆寺(607)よりも古い。

一般的には法隆寺が一番古い木造建築として建築史や美術史においては有名で、世界遺産にもなっている。
四天王寺は7度焼けてたてなおされているが、聖徳太子の教えを絶やすことなく、独自の仏教的な実践をしており、現在でも世界史的な意義がある。

その一つに、聖徳太子をまつった聖霊院の奧殿のすぐそばに、敵として戦った物部守屋をまつった祠(ほこら)があるのである。

現代の靖国神社に限らず、各国のほとんどの戦死者の墓地は味方しかまつっていない。

1400年以上を経て、現在でも物部守屋の末裔の人はお参りに来ているという。

 

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