ロシアのプーチン大統領がウクライナに軍事侵攻をして約1か月半以上がたった。
ウクライナのゼレンスキー大統領は「自分たちの領土を決して渡さない」と徹底抗戦をし、18~60歳の男性は出国禁止にして、国民もよく戦っている。
海外にいるウクライナ人が戦うために国に帰るというニュースや銃を持って戦うという若い女性の決意などには感動した。
一方、情報統制下にあるロシアの政府系テレビ局の女性が、ニュースの放送中に戦争反対の紙を示す行為をした。その勇気は尊敬に値する。ロシア国内の反戦、反プーチンの市民の行動に期待をしたい。しかし、プーチン大統領の支持率は80%を上回るという。
当面はプーチン大統領が有利に見えるが、ウクライナのゼレンスキー大統領は負けない可能性があり、ウクライナが勝つ可能性もでてきている?
3月上旬のテレビ番組で橋下徹元大阪府知事はウクライナ国民で逃げたい人には逃げることを薦めていたが、見ていてがっかりした。逃げてしまったら、どの国も応援しないし、彼らが帰る国はなくなってしまう。また、他国で生きられる保証はないのである。大陸続きの国の厳しさなどの理解が欠けているように思われた。
隣国のポーランドや他国などには女性や子ども、老人などが避難しているが、合計で500万人以上になり、飽和状態で支援しきれなくなっているという。ここに男性が逃げ込んだら人数が多くなりすぎて、周辺諸国がパンクするであろう。
基本的に自国は全国民で守り、戦うことが必要なのである。
最近では昨年8月にアフガニスタンの大統領が戦う決意をせず放棄してしまい、タリバンに簡単に征服されてしまった。ほとんどの国が支援をしなかった。
古代の日本においても643年に、聖徳太子の第一皇子の山背大兄王(やましろのおおえのみこ)は蘇我入鹿に攻められたときに、生駒山に逃げてしまった。
まわりから支援の申し入れや協力者がいて一緒に戦うことを薦められたが、戦って多くの犠牲者がでるより、自分が犠牲になればよいのだとして、斑鳩寺(法隆寺)に戻り家族とともに縊死(いし)をしてしまった。
聖徳太子の一族は亡んでしまったのである。
山背大兄王は仏教を学んでいたであろう。自己犠牲の精神には尊いものがある。一宗教者としては美しいが、悲しい話である。
一国の政治指導者としては戦うべきときには死を覚悟して、「後手必勝」となるように戦わないといけない。戦わないと自分だけではなく、国民、民族の死、滅亡を意味する場合がある。
プーチン大統領の政治手法は、旧ソ連の情報機関・秘密警察KGB(国家保安委員会)やFSB(ロシア連邦保安庁)を利用して、圧力をかけたり、おどしたり、殺したり、誤った情報を流して情報操作をしたり、報道規制もする政治手法であることがあきらかになってしまった。
多くのロシア国民は虚言癖(きょげんへき)をもったプーチン大統領に見事にマインドコントロールをされてしまっているともいえる。その結果がプーチン大統領への80%を上回る支持率になっているのであろう。
プーチン大統領の政治は武力・暴力・暗殺などに頼る手法であり、力の強いものがトップになる弱肉強食の原始時代のリーダーと同じで、「原始型のリーダー」といえる。
プーチン大統領は柔道の愛好家で講道館から6段をおくられているという。
嘉納治五郎の遺訓に「精力善用 自他共栄」があるが、プーチン大統領の行動は「精力悪用 自栄他滅」になってしまっている。柔道の技は学んだが柔道の心は学んでいなかったようである。
前回、大量殺人をしているプーチン大統領は「作美アート」の[作品2-2]心の進化と退化の10段階論 の第1段階にあることを書いた。
残念ながら、柔道の心を学ばず、ソ連邦の復活を望むプーチン大統領は狂気と凶器をもった21世紀には必要のない指導者になり、彼の政治的な役割は終わってしまったように思える。
プーチン大統領が「精力善用」し、「自他共栄」つまりロシアとウクライナが共栄するためには、[作品2-3]和の精神(Wa Spirits)21 が有効である。
プーチン大統領が心を入れかえる可能性はないかもしれないが、[作品2-3]和の精神(Wa Spirits)21をプレゼントして、1%あるかどうかの可能性にかけてみたい。
また、虚言癖のあるプーチン大統領に見事にマインドコントロールをされてしまっているロシア国民にも、[作品2-3]和の精神(Wa Spirits)21 をプレゼントしたい。マインドコントロールをといて新しいリーダーを選び、新しい国づくりをする必要があると思われるからである。
どなたか、[作品2-2]心の進化と退化の10段階論と、 [作品2-3]和の精神(Wa Spirits)21をロシア語に翻訳してくださる方はいないだろうか?
作品の文末に翻訳者としてのお名前(ペンネームorニックネームなど可)を入れて、実売制の印税払いでのお礼という条件で、いかがであろうか?
最初は、ほとんどボランティアになってしまうかもしれないが、複数の人による共訳でもよいかもしれない。
ロシアが戦争を好む「醜の国」ではなく、自他共栄の平和を好む「美の国」になることに役立つことになると思う。
なお、「原始型のリーダー」はプーチン大統領だけではなく、中国や北朝鮮、ミャンマーなど、多くなっている。
どなたか、[作品2-2]心の進化と退化10段階論と、 [作品2-3]和の精神(Wa Spirits)21などを中国語や朝鮮語、ミャンマー語(ビルマ語)などに翻訳してくださる方はいないだろうか?
また、他の独裁的な政治体制で人権問題のある国や紛争のある国にも役立つと思うので、翻訳可能な方はsyokuu@ryokaido.net 宛てにメールをください。よろしくお願いいたします。
平和で美しい国々、平和で美しい地球をつくれるようにしましょう!
2022.4.17
次の3作品が、スマートホンなどのサイト「まんが王国」で3月25日からみられます。
『深層心理学のレジェンド ユング』石田おさむ
『精神分析のレジェンド フロイト』石田おさむ・画, 細山敏之・作, 福島章・監修
『近代科学のレジェンド ニュートン』石田おさむ・画, 千崎研司・作,渡辺正雄・監修
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