
靖国神社に「令和のストーンサークル」を!
最近は、ロシアのプーチン大統領がウクライナに軍事侵攻したり、中国の習近平なども台湾を侵攻しようと狙っていたり、武力にたよる傾向がでてきている。時代の流れに逆行し退行し始めているように思われる。
現代人は古代人の知恵を学び直して、愚かな戦争をしないように進化していく必要がある。
前回の[作品 2-6]で、靖国神社に「令和の立体マンダラ」をつくることを提案させていただいた。本作品も基本的に内容はほぼ同じである。
日本の縄文時代の大湯環状列石(ストーンサークル)とイギリスのストーンヘンジが大いなるヒントになり、多くの人にイメージをつくっていただきやすくなるので、新しい作品としてまとめてみた。
日本の縄文時代の遺跡などが世界遺産に登録されたが、その中に秋田県鹿角(かづの)市の大湯環状列石、ストーンサークルがある。4000年前につくられたものである。
円形状に石が立てられ並べられている。
墓であり、日時計にもなり、夏至の日の日没など季節の変化がわかり暦の役割もある。
石の柱には人間の霊を天に送り届ける、あるいは神が降りてくる通路という意味もあり、祭などが行われていたようである。
イギリスの世界遺産ストーンヘンジは、5000年前の石器時代に古代ブリトン人がつくったものである。1つ50トンの石で高さが6メートルあり、円形状に並べられている。
墓であり、先祖との魂の交流をし、冬至の日没が石の間にみられるなど、太陽の運行が観測でき、太陽のエネルギーを得る儀式をする聖なる空間であった。
コロナウイルスの影響がなければ、世界中から年間100万人以上が訪問するようである。ストーンサークルはイギリスの各地にあり1000か所以上あるという。
興味深いのは、ストーンサークルもストーンヘンジも共に円形状に石が並んでいることである。円は自然が1日、あるいは1年で循環しているという法則の発見を表わしている。
ストーンヘンジは画家のウイリアム・ターナー(1775~1851)が描いたことから再注目され、最近では彫刻家のヘンリー・ムーア(1898~1986)が感動して新しい作品をつくっている。
靖国神社の問題を解決するための「令和のストーンサークル」は円形状に柱・塔を立てるが、単にストーンサークルを真似するだけではなく、新しい時代の「令和」としての工夫をしたい。
まず、中心に日本の柱・塔を1本たてる。これは日本のために戦ったすべての英霊(官軍も賊軍もすべて)と犠牲者の霊を表わすものである。
そのまわりに、日本と戦ったり、交流があった国々の英霊、犠牲者の霊を表わす柱・塔を1国1本ずつ、円形状に12本の柱・塔を建てる。
時計回りに順に、中国、朝鮮、ロシア、スペイン、ポルトガル、オランダ、イギリス、フランス、アメリカ、ドイツ、イタリア、インドなどが考えられる。
離れた外側に円形状に、その他の国々の柱を建てることにする。
中心の日本の柱・塔は長い直方体あるいは正4角柱というだけではなく、新しい工夫の案として、東洋と西洋を融合したものが考えられる。
案の詳細は[作品1-22]などで発表する予定である。
材質は石ではなく、木、セラミックス、アルミニウムなど新しい素材でもいい。その場合は、ウッドサークル、セラミックサークル、アルミサークルなどとなる。夜は光り、音楽も聞こえるようにできるとよい。
各国の柱・塔は、各国が希望するデザインのものとしたい。特に好みがない場合には日本と同じでもよい。
慰霊とともに、それぞれの国の平和、発展、繁栄などを祈れるものとしたい。
また、各国にも自国で独自のストーンサークルをつくってもらい、祈りあいができるようにしたい。
お互いがお互いの平和・幸福を祈りあうことができれば、テロや戦争のない世界にすることができる。
令和の時代に建てられれば「令和の塔」「令和のストーンサークル」「令和の立体マンダラ」と呼ぶが、次の時代であれば、その元号の塔としたい。(詳細は[作品1-22]など参照)。
なお、スパインのバルセロナに、アントニ・ガウディ(1852~1926)のサグラダ・ファミリア教会が130年間以上も建て続けられている。
現在も中心のイエスの塔を建設中で、世界で一番高い172mの教会になる予定である。ガウディの没後100年の2026年に完成をめざしている。
「令和のストーンサークル」をサグラダ・ファミリア教会に負けず劣らず高くできたらよいが、靖国神社の場合、場所が狭いため、高さを10~20メートル位のコンパクトなものにと考えている。
しかし、「令和のストーンサークル」にはサグラダ・ファミリア教会に勝るとも劣らずの意義・価値があると思うが、いかがであろうか。
[参考]
梅原猛『新版日本の深層 縄文・蝦夷文化を探る』佼成出版社、1985年
山田英春『巨石 イギリス・アイルランドの古代を歩く』早川書房、2006年
下記はいずれもNHKTV(再放送)
・「古代からの挑戦状! 縄文ストーンサークル編」2021年4月21日
・「奇跡の巨石文明! ストーンヘンジ七不思議」2021年6月16日
・「サグラダ・ファミリア ガウディ」2021年5月6日
2022.8.1
次の3作品が、スマートホンなどのサイト「まんが王国」で3月25日からみられます。
『深層心理学のレジェンド ユング』石田おさむ
『精神分析のレジェンド フロイト』石田おさむ・画, 細山敏之・作, 福島章・監修
『近代科学のレジェンド ニュートン』石田おさむ・画, 千崎研司・作,渡辺正雄・監修
各作品名をクリックすると、各画面がみられます。