和美アートとは!

統合失調症になるのではという不安をいだいていた深層心理学者C.G.ユング(1875~1961)は、無意識から生じてくる夢やファンタジー(空想)、ヴィジョン(幻視)、イマジネーション(想像)などを記述し絵として表現していったときに不安がなくなり、抽象的なマンダラを描いていました。
ユングは、マンダラが人格の全体性、中心、光、自己(セルフ)、個性化への道などを表わすものと解釈しました。
密教には仏像あるいは梵字で描かれた曼荼羅(マンダラ)があります。 曼荼羅の解釈にはいろいろありますが、宇宙の調和、真理、美、悟りの世界などを表しています。
宇宙があって、地球があり、人間が生きていることは最高の奇跡です。
その真理、大きな調和、「和の精神」「和の美」(マンダラなど)を、伝統を尊びながらも、慣習、タブーにとらわれずに新しく大胆に表現するのが「和美(わび)アート」です。
マンダラ(曼荼羅)や仏(如来)、菩薩などを見たり、心の中に感じて考えることは、自らの内なるマンダラや仏、菩薩などに出会うことになり、精神性を深めるとともに高めて、光、エネルギー、元気などが得られる「エナジーアート」、心をいやす「ヒーリングアート」にもなります。

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